おはようございます!
まめのめです。
ガス主任技術者試験製造記述「保全」の解答例です。
是非ご活用ください。
問
製造所の設備における①保全方式の分類とその内容、②経年劣化事象とその要因、について述べよ。
解答例
分類
下図のように分類される。
予防保全
故障を予防し、設備を使用可能状態に維持する計画的な保全
1.時間計画保全
時間を決めて行う保全。
- 定期検査:一定間隔で実施。定期自主検査の義務がある設備、非需要期に停止する設備に
- 経時保全:予定の累積運転時間経過で実施
2.状態監視保全
設備の状態に応じて実施。故障が予知可能な診断技術がある場合に適用可
事後保全
故障後に回復させる。故障の影響が小さい場合や代替設備がある場合に可。経済性を考慮して選択される
生産保全
設備費・維持費すべてを考慮して保全を最適化する考え方。
- 予防保全
- 事後保全
- 改良保全:保全時に設備を改良
- 保全予防:建設段階で保全の必要性を減らす設計
経年劣化と要因
- 腐食減肉:雨水の滞留、水分、塩化物等、すき間腐食、炭酸腐食
- 応力腐食割れ:残留応力・海塩による腐食環境
- 疲労割れ:温度変動→繰り返し熱応力、圧力変動→繰り返し応力
- 摩耗:キャビテーション、摺動
- コンクリート劣化:酸性雨・大気中CO2→中性化、海水→塩害、冷熱→低温環境→凍害
- 電気・計装設備劣化:摺動、水分、熱、塵埃、振動、摩耗等、電磁力、酸化
最後に
本解答例は必要と思われる事項を最小限にまとめています。ガス主任記述問題は加点方式といわれているため、より詳しくかけるならば書くことをおすすめします。
がんばりましょう!
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ここまで読んでくださりありがとうございました。
ありがとうございました!
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