1
生産保全とは、予防保全と事後保全をバランスよく実施するだけでなく、設備の改良活動や新設備の建設までさかのぼり経済性を追求しようとする保全の考え方で、予防保全、事後保全、改良保全、保全予防の4つを柱としている。
2
リスクベース保全は、高経年化した設備の各部位に対する保全の重要度、緊急度を損傷事故事例や寿命評価理論をもとに評価し、
リスク=発生した場合の影響度×発生確率
で表して優先度をつける保全方式である。
3
鉄鋼材料では、繰り返し荷重を加えてもある応力振幅以下では無限に繰り返しても破断しない。この応力振幅を疲労限度という。アルミニウム合金等の非鉄合金では明確な疲労限度が存在しない。
4
局所的に深い孔状の浸食を生じる形式の腐食を孔食という。炭素鋼の孔食はしばしば通気差電池の形成によって生じる。通気差電池とは溶存酸素の供給が部分によって異なる結果、生成する腐食電池のことである。
5
ポンプ、圧縮機の軸封部のうち、グランドパッキン方式やメカニカル方式については、漏れが生じた場合、増締めにより止まることもあるが、ほとんどの場合には劣化しているため、取り替える必要がある。
6
異種金属接触腐食は、電位の異なる金属間に腐食電池が形成され、電位が卑な法の金属がアノード、貴な法の金属がカソードとなり、前者の腐食が進行する。
7
溶接部分の母材、熱影響部、溶接金属ではそれぞれ組織と硬度が異なる。このため、硬度の低い部分に集中して繰り返しひずみを受けることとなり、疲労強度の低下につながる。
8
経時保全とは、設備が予定の累積運転時間に達したときに行う保全のことである。
9
応力腐食割れとは、引っ張り応力発生下にある金属に腐食作用が働いて、破断応力以下であるにもかかわらず割れが生ずる現象をいう。
10
ポンプのインペラのように気泡の発生と破壊を繰り返す結果生ずる孔食状の腐食は、腐食疲労と呼ばれる。
11
放射線透過試験は、欠陥の形状をフィルム上に投影された像としてみることができるので、わかりやすくて直観性がある。
12
超音波探傷試験は、検査物の片側だけから検査できるが、割れのような平面欠陥の検出には適さない。
13
渦流探傷試験は、表面から深い場所にある欠陥の検出に適している。
14
磁粉探傷試験は、銅合金やオーステナイト系ステンレス鋼に使用できるが、欠陥の度合いの数量化が困難である。
15
浸透探傷試験は、金属、非金属のあらゆる材料の表面欠陥を検出できる。
最後に
おはようございます!
まめのめです。
ガス主任技術者試験・製造・保全の過去問を〇✕にしました。
解答のpは公式テキストのページを示します。
ガス主任の勉強用の記事はほかにも公開しております。
以下のリンクからご覧になれます。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
ありがとうございました!
コメント