おはようございます!
まめのめです。
氷タイプジムリーダーを目指しています。
SVのS15シングルにて、氷統一最終レート1920という結果を残せましたので構築記事を公開いたします!
シーズン終盤こそ勝てなかったものの、最高レート1977、2/5時点では80位まで記録した構築ですので、氷タイプを愛する方の参考になれば幸いです。
結果
最終1,195位 レート1912
TN MM-M
ちなみにこちらはサブロムで、本ロムは最終4,872位まで落ちていきました。原因となった本構築の弱点については後で語ります。
構築
レンタルID:6C8SCQ
コンセプト:ハイドロポンプ!
シングルバトルのポケモン使用率ランキングをご覧ください。
驚くべきことに、10位まで全ポケモンが氷統一に対し初手から出て来うるポケモンです。タイプ統一の強みとして相手の選出が読みやすいというのがあるはずなのですが、氷統一ではもはや選出を読むことは不可能になってしまいました。一応カイリュー・ガチグマ・ランドロスがちょっと出て来づらいくらいです。
解決策として考えたのは、「初手テツノツツミの水テラスメガネハイドロポンプで無理やり有利を作る」というコンセプトです。詳細は後述しますが、オーガポンだろうがウーラオスだろうがサーフゴーだろうが8割でワンパンしてから試合開始することで、何とか戦えるようになりました。
裏にはハバタクカミ対面での引き先となれるチョッキブリザポス、チョッキブリザポスで見られない物理を見られるゴツメキュウコンAを置いて基本選出が完成しました。残りはコンセプトを通せないイーユイ、オーガポン岩、オオニューラ、ブリジュラスなどに対応するための襷パオジアン、霊セグレイブ、レジアイスとして構築が完成しました。
ハイドロポンプを2,3回当てる必要のある試合は多かったですが、当てれば勝てるなら勝率を残せるという考え方です。実際基本選出を通せる相手には勝ち越すことができました。勝ちきれなかった理由は終盤に基本選出を通せない相手が増えたこと、そういった相手への選出が固められなかったことです。特にブリジュラスは氷統一にとっては最大の壁として立ちはだかり続ける予感がします。
個体解説
テツノツツミ
テラスタイプ:水
持ち物:拘りメガネ
性格:臆病
特性:クォークチャージ
実数値:131(0)-90(0-)-135(4)-176(252)-80(0)-206(252+)
技:ハイドロポンプ/フリーズドライ/クイックターン/冷凍ビーム
ハイドロポンプを撃ちまくるために生まれてきた。本構築の主役。
基本的には初手に投げ、相手の初手に応じて立ち回りを変えます。
対ハバタクカミ
ブーストエナジー発動→ブリザポス引き
音沙汰がない→水テラスハイドロポンプ!
メガネでなければ後出しが間に合う、メガネなら上からワンパン可能
対オーガポン炎→水テラスハイドロポンプ!!
テラスを切ればHDでもない限りワンパン
対水ウーラオス→水テラスハイドロポンプ!!!
初手対面で考えられるのは、
・スカーフインファイト
・スカーフとんぼ返り
・タスキ
・テラスタル
どれが来ても水テラスハイドロポンプでOKですよね
タスキだったらキュウコンAのゴツメで処理
パオジアン→クイックターンでキュウコンAバック
鉢巻悪テラスふいうちだけはあかん
サーフゴー→水テラスハイドロポンプ!!!!
スカーフ10万ボルト以外なら問題なし
ハッサム→水テラスハイドロポンプ!!!!!
チョッキで耐えられたら、キュウコンAのゴツメで倒すことも検討
カイリュー→クイックターンでキュウコンAバック
来る確率は低いはずだと信じているが、来たらきつい
ガチグマ→水テラスハイドロポンプ!!!!!!
来る確率は低いと信じているPart2。初手からチョッキが来たら負け。
ランドロス→水テラスハイドロポンプ!!!!!!!
来る確率は低い。ウーラオスと似たようなもので、氷技を撃つ意味はない。
ブリジュラス→テツノツツミを初手で出してはいけない。
パワーがあるので裏にも負荷がかけられるのが良いところ。相手を見ながら連打か交代か選択して立ち回ります。勝てる理由でもあり、勝率が上がらない理由でもある、そんなポケモン。
選出率2位
ブリザポス
テラスタイプ:水
持ち物:突撃チョッキ
性格:意地っ張り
特性:白の嘶き
実数値:187(92)-216(252+)-150(0)-×-151(164)-50(0)
技:氷柱落とし/ヘビーボンバー/10万馬力/インファイト
テツノツツミの前に出てきたエナジー神に対し裏から出していく。1度引かせればテツノツツミが上をとれるので、それでも良い。甘える+水テラスでなければ基本的に後出しから勝てる。ハバタクカミを倒すことで嘶くので、裏から出てくるポケモンにも悠長はさせないのが良いところ。アシレーヌなどほかの特殊にも後出しが可能。キュウコンAの雪と合わせることで最強になることもしばしば。
物理受けのキュウコンAと合わせてサイクルができました。弱点がつけないと意外とパワーが出ないのは玉に瑕ですが、他にない数値の高さで良い活躍をしてくれました。
テラスタルはイーユイ意識の水です。マジカルフレイムでもパワージェムでも弱点を突かれない、ゴールドラッシュやタキオンカッターも受け止めるなど、悪くないです。努力値振りは一応DL調整ですが、あまり意味を成しません。
選出率1位(ハバタクカミがいる場合にはほとんど出していたので)
キュウコンA
テラスタイプ:水
持ち物:ゴツゴツメット
性格:臆病
特性:雪降らし
実数値:161(100)-64(0-)-126(244)-101(0)-120(0)-165(164+)
技:ムーンフォース/オーロラベール/アンコール/痛み分け
このキュウコンAはめっちゃ良い。
ウーラオスやパオジアンと言った物理の受け先です。カイリューが間違って出てきたときも対応していただきます(鋼テラスアイヘで吹き飛びながらゴツメと雪を残す)。パワーはないものの痛み分けとアンコールをうまく駆使しながらグダグダ戦えるので、耐久ポケモンと一生グダグダしていることもしばしば(キョジオーン対面がなげえ)。
交代読みでオーロラベールを貼れればサーフゴーなんかが出てきたとしても裏で対応できるのが良いです。オーロラベールがあれば意外と攻撃を耐えてくれて返してくれる鉄のツツミや、そもそも硬すぎるブリザポスとは相性抜群でした。対応範囲が広いとはいえませんが、キュウコンA+ブリザポスでのサイクルを発明できたことが今シーズンの大きな成果だと思っています。
努力値ぶりは最速ウーラオス抜き、ウーラオスの意地っ張りインファイトの乱数が良くなるようにHBに振りました。
選出率3位
パオジアン
テラスタイプ:超
持ち物:気合の襷
性格:意地っ張り
特性:災いの剣
実数値:155(0)-189(252+)-109(68)-×-85(0)-179(188)
技:ふいうち/聖なる剣/サイコファング/噛み砕く
必要な技を詰め込んだ結果氷技とさようなら。
スカーフイーユイ、オーガポン岩には初手テツノツツミが成立しないため、対策として採用しました。そのほかキラフロル、コノヨザルなどに対しても初手で投げます。超テラスタルはサイコファングの威力を上げるだけでなく、ドレインパンチを半減できることがとても大きいです。Sは最速オーガポン抜き。
この構築の問題点なのですが、パオジアンを初手に置いた場合の裏2体が難しいです。テツノツツミ、キュウコンA、ブリザポスの中から2体を選ぶことになるのですが、オーガポン炎やサーフゴーが来るならテツノツツミを投げたい、ウーラオスやパオジアンが来るならキュウコンAが投げたい、ハバタクカミがいるとブリザポスは必須となり、答えのない選出択を迫られます。この問題が解決できればもっと良い構築になると思っています。
ちなみにレジアイスでも同じ問題が発生します。
選出率4位
セグレイブ
テラスタイプ:霊
持ち物:食べ残し
性格:意地っ張り
特性:熱交換
実数値:205(116)-213(228+)-133(164)-×-106(0)-107(0)
技:氷の礫/地震/剣の舞/身代わり
もともとキョジオーン対策に生み出したセグレイブがシャドークローのないオオニューラに強かったため採用。HBに厚くふることでテラスなしでも身代わりが塩漬けを耐えます。対オオニューラでは初手テラスで猫だましをすかしながら身代わり、フェイタルクローを身代わりが耐える間に剣の舞を積み、最終的に身代わり+A2↑の状態で突破してセグレイブ一匹で3タテするのが理想です。氷の礫を巨剣突撃に変えた方が汎用性が増すのですが、役割を全うするのに氷の礫が適しています。
意外と生きたのは対ママンロン毛です。ママンボウとの対面で身代わりを貼る動きで、徐々にオーロンゲを削って勝ちにつなげていました。他にうまい回答がないこともあり、意外な活躍をしてくれました。
選出率5位
レジアイス
テラスタイプ:電気
持ち物:とけない氷
性格:控えめ
特性:クリアボディ
実数値:157(12)-63(0-)-120(0)-167(252+)-220(0)-101(244)
技:冷凍ビーム/10万ボルト/ヘビーボンバー/凍える風
ブリジュラス対策検討会のお時間です。
頑丈、持久力が5:5で存在するうえに持ち物もバラバラ。ラスターカノン、流星群をぶっ放すかと思いきやエレクトロビームやメテオビームを貯め始め、しまいにゃ物理のボディプレスを打ち込んできやがる。何とか起点にできるポケモンをと思ってもステロ吠える。やけになって特殊高火力でごり押そうとしたら不意にミラーコート。
氷統一にとって最悪のポケモンです。ラスターカノンもボディプレスも氷に抜群で入るのが特にたちが悪い。ここまでの5匹では初手ブリジュラスに全く太刀打ちができなかったので、最後の1枠に対策としてレジアイスを採用しました。
レジアイスでブリジュラスに対応できる理屈を説明します。
・メガネラスターカノンでも確定耐え
・244振りレジアイスでS1↓のブリジュラスを抜ける
・とけない氷凍える風+冷凍ビームでH252ブリジュラスが高乱数で倒せる
・世間のH振りブリジュラスは凍える風でオボンが発動しない
Dに振っていないブリジュラスなら凍える風+冷凍ビームによりテラスタルを切ることなく勝てるのです。D振りであってもテラスタルを切ればなんとか対面は勝つことができます。
ブリジュラス入りにしか選出しませんが、ブリジュラス入りには必ず初手で出していました。これだけブリジュラスに有利をとれるのにいまだブリジュラスがきつい理由は、2つ。1つ目はパオジアンの時と同じで裏の選出が固まらないことで、ステロがまかれる関係上さらに厳しくなっています。2つ目は、初手率が高いものの必ずブリジュラスが初手に来るとは限らないことです。どちらにも共通して言えるのは、ブリジュラス対策過ぎるので他のポケモンと対面すると何もできないのが非常に苦しかったです。
とはいえブリジュラス入りの構築に対して勝率が少しは上がりました。ですがもっと印象に残っているのは私のレジアイスが引く確率です。凍える風を外しまくり、急所に当てられまくったかと思えば今度は10万麻痺や10万急所を引きまくるという、低い方の確率を引きまくるポケモンでした。
ちなみにですが、電気テラス10万によって再生のないサーフゴー、ヘビーボンバーによってハバタクカミにちょっとだけ対応できます。対ブリジュラスと同じやり方でタスキキラフロルにも勝てる。ちょっとだけ面白いポケモン。
選出率6位
戦い方:ハイドロポンプ!
選出と立ち回り
<基本選出>
初手テツノツツミ+キュウコンA+ブリザポス
テツノツツミで荒らしてから3体でサイクルします。ハイドロポンプは撃たなくても勝てる確証がある場面では撃つ必要ないですが、基本的には1試合2発は撃つ覚悟をしてください。
<イーユイorオーガポン岩orキラフロルorコノヨザルがいるとき>
初手パオジアン+(テツノツツミorキュウコンAorブリザポス)
パオジアンの紹介で書いた通りです。S15ではオーガポン岩に電光石火を押されるケースがなかったので、ふいうちは押さないように。
イーユイは最悪ブリザポスでも一発受けて粉砕することが可能です。
<オオニューラがいるとき>
初手セグレイブ+レジアイス以外
<ママンロン毛>
初手テツノツツミ+セグレイブ+誰か
捨て台詞にテツノツツミのクイックターンを利用してママンボウとセグレイブの対面を作りたいです。
<ブリジュラスがいるとき(雨パは除く)>
初手レジアイス+2
初手ブリジュラスが来ることを祈ってください
メガネラスターカノンが急所にあたらないことを祈ってください
凍える風が当たることを祈ってください
D振りでないことを祈ってください
交代されないことを祈ってください
冷凍ビームで落とせることを祈ってください
選出がかみ合っていることを祈ってください
私は氷統一の勝利を祈っています。
きつい相手
・基本選出が通せない+テツノツツミを出したい(オーガポン炎やサーフゴー)
→選出択が発生します
・基本選出が通せない理由になるポケモンが2体いる
→初手択が発生します。
・ドヒドイデ
→ワンパンできないため、グルんグルんに回されます。
・受けループ
→クイックターンをうまく使ってどうにかこうにかするしかないです。
・ブリジュラス
→氷タイプでこいつに対応できる人がいたら私に連絡をください。
最後に
シーズン序盤は調子よく勝ち進んでおり、3桁も余裕だと思っていました。ふたを開けてみると構築に粗が見つかり最終4桁着地に終わってしまい悔しいです。
幸い氷統一プレーヤーはたくさんいらっしゃるので、勝ち方を吸収してもう一段強くなれるよう精進したいと思います。誰かブリジュラス対策相談させてください。
過去には最終3桁を達成していますので、よろしければその時の記事もご覧ください。
SV-S10最終848位構築記事
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Xもやっております。仲間大会やオフラインイベントにも興味がありますので、ぜひご連絡ください。
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今後は動画投稿にもチャレンジしてみたいと思っています。ぜひ見ていただけると嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ありがとうございました!
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