おはようございます!
まめのめです。
氷タイプジムリーダーを目指しています。
SVのS10シングルにて、氷統一最終848位という結果を残せましたので構築記事を公開いたします!
結果
最終848位 レート1912
TN まめのめ
構築
カラーリングが美しすぎてレンタルパから並び替えました。
いまだかつてこんなにも美しい色合いのカードがあったでしょうか…
レンタルID:XYPCPT
コンセプト:対面構築
- パルデアの氷タイプが対面で強い
- 受けなければタイプ統一・氷タイプの弱みがごまかせる
- 今まで対面構築で3桁乗せてきた
- 世はまさに大対面時代
→対面構築ですねー
シリーズを追うごとに強力な氷タイプが解禁されてきました。レギュAでセグレイブ、Bでテツノツツミ、Cでパオジアン、そしてDでヒスイクレベース…。ヒスイクレベース…。ヒスイクレベース…。
全体の使用率でもTOP10に入れる実力を持ったこいつらを入れない理由はありません。私はクレベース好きなので、初解禁となったヒスイクレベースを使わない手はありません。そもそも150位圏外になるような実力ではないと思っています。
基本的にはこの4体が強く、技やテラスタイプの調整でおおむね勝てるようになりました。残りの2匹はオオニューラ・キノガッサ対策のユキノオー、キョジオーン対策のブリザポスです。
なお、オーガポンについては後述します。構築にそれほど大きな影響はありませんでした。
個体解説
セグレイブ
テラスタイプ:炎
持ち物:突撃チョッキ
性格:意地っ張り
特性:熱交換
実数値:219(228)-216(252+)-113(4)-×-109(20)-108(4)
技:氷の礫/巨剣突撃/地震/テラバースト
S3で使ったセグレイブが帰ってきました。
SV-S3最終836位構築記事
こいつは強いです。ウーラオスに対抗できるテラスタイプにする選択肢もあったのですが、ハッサムがあまりにも多く、初手で一突きにできる炎テラバーストが必須でした。
いかさまダイススケイルショットも使ってみたかったですが、炎テラスチョッキセグレイブがあまりにも勝てるので手放せませんでした。
選出率1位(同率)
テツノツツミ
テラスタイプ:霊
持ち物:ブーストエナジー
性格:臆病
特性:クォークチャージ
実数値:131(0)-76(0-)-135(4)-176(252)-80(0)-206(252+)
技:ハイドロポンプ/フリーズドライ/アンコール/身代わり
特に説明することがないような。
- 最後に出てきて圧倒的な素早さからの広範囲攻撃
- 2体目として出て相手を葬りながら身代わりアンコールで勝確を作る
神速カイリューのために霊テラスにしていましたが、終盤はほぼ使いませんでした。氷統一においては対ウーラオス枠、特殊枠という大きすぎる2つの役目があります。
選出率1位(同率)
パオジアン
テラスタイプ:霊
持ち物:気合の襷
性格:意地っ張り
特性:災いの剣
実数値:155(0)-189(252+)-101(4)-×-85(0)-187(252)
技:氷の礫/氷柱落とし/嚙み砕く/聖なる剣
安定思考の公務員型パオジアン。
氷柱落としだけは外していないものの、他はいつでも火力が出せる安定技ばかりを採用しています。サーフゴーへの安定打点の他、命中安定のタイプ一致技として嚙み砕くを採用しています。先制技も不意打ちを採用せず、氷の礫としています。変な択を回避できることはもちろんですが、交代先にダメージが入るのがあまりにも大きいです。
もともとはフェアリーテラバーストでウーラオスやコノヨザルに対応していましたが、岩オーガポンの出現により聖なる剣が必須級となりました。コノヨザルのドレインパンチをすかすため霊テラスにしましたが一度も切りませんでした。
ちなみに氷柱落としは何度か外しましたが、怯みは引いた記憶がありません。アイススピナーにして公務員度を上げても良いかと。
…ちなみにテツノツツミのフリドラは凍らせまくってました。
選出率3位(同率)
クレベースH
テラスタイプ:妖
持ち物:弱点保険
性格:意地っ張り
特性:頑丈
実数値:193(180)-196(252+)-205(4)-×-57(4)-67(68)
技:氷山下ろし/地震/ロックブラスト/テラバースト
クレベースの使い方が氷統一の面白みの1つ。
レギュDで解禁されたもののヒスイ唯一の150位圏外などと罵られる日々。岩タイプが追加され4倍弱点2つ持ちの最低耐性になった上にいらないSを上げられ、噛み合いの悪い専用技を与えられた。氷の礫さえ失いもはや原種で良い。
いやでも待ってくれ。考え方がネガティブすぎる。ポジティブにとらえるとこうなる。
- 岩タイプ複合になったことでタイプ一致岩技が使える。ステロも覚えた。
- Sが上がり38族になったことで、45族のディンルーを無理なく抜ける。
- 氷タイプ物理技としてはアイスハンマーと同格の威力100を叩き出せる専用技を習得した上に、それを活かすA種族値の上昇。
- 氷の礫はお願いだから返してくれ!
原種クレベースのように耐久力を活かした戦い方は完全に不向きです。一方で、頑丈で必ず一撃を耐える重火力ポケモンとして考えると十分に活路があります。
本構築では先発適性の高いポケモンとして採用しました。
対ハバタクカミ:耐久無振りは氷山下ろしで確1
対サーフゴー:A+2地震で確1
対炎オーガポン:ロックブラスト3回以上で確1
対パオジアン:ロックブラスト3回以上で確1
対ウーラオス:妖テラバーストで確2
対ディンルー:グダグダだが対面勝てはする
対イーユイ:地震で確1
※耐久の振り方によってはこの限りではありません。
氷山下ろしの命中や相手のテラスタル等、乗り越えなければならない条件もあるため一概には言えませんが、「先発の1対1を勝つ」と言う一点についてはかなり強力なポケモンとして働きました。戦い方として後述しますが、この構築では先発で数的有利を取ることを何より大事にしていました。ゆえにヒスイクレベースは非常に強力だったと言えます。
選出率3位(同率)
ユキノオー
テラスタイプ:炎
持ち物:ゴツゴツメット
性格:呑気
特性:雪降らし
実数値:197(252)-112(0)-139(4)-112(0)-106(4)-72(0-)
技:氷の礫/リーフストーム/地震/オーロラベール
対オオニューラ&キノガッサ専任
今でこそオオニューラもキノガッサもあまり見るポケモンではありませんが、レギュレーションD中期ではオオニューラがかなり数を増やしていた印象です。速い格闘タイプは氷統一では対処が難しく、白羽の矢が立ったのがユキノオーです。ゴツメ&地震&氷の礫があればオボンの実以外のオオニューラを葬ることが可能です(オボンの実やフェイタルクローバグは厳しい)。オオニューラ入りには先発で対面を勝つ、キノガッサ入りには裏から出して良い感じにする、と言った役割を持ったポケモンです。
ついでに先発適性、対水ウーラオスを考えて炎テラス、オーロラベール、リーフストームと加えて今の型になっています。ユキノオー自体が強いポケモンだとは微塵も思いませんが、役割を絞れば構築の補完ピースとしてハマってくれます。
選出率5位
ブリザポス
テラスタイプ:毒
持ち物:隠密マント
性格:意地っ張り
特性:白の嘶き
実数値:201(204)-216(252+)-151(4)-×-131(4)-56(44)
技:氷柱落とし/思念の頭突き/10万馬力/剣の舞
隠密マントということはそういうこと。
キョジオーンがつらい。
隠密マントを持たせてキョジオーンに対処で、交代して裏から出てくるポケモンにも対応できなければならないという無理難題を解決する必要がありました。
今回出した結論が剣舞ブリザポスです。一度剣舞を積めてしまえば、裏から出てくるポケモンが何であろうと屠れるという想定です。ハバタクカミのムーンフォースやウーラオスのインファイトを半減できる毒テラスとしています。
現実はあまりうまくはいかず、対キョジオーンの勝率は5割程度と言ったところ。問題はいくつかありました。
- キョジオーン+1までなら相手できるが、+2はきつい
- 鉄壁や妖テラスキョジオーンが重い
- 毒びし
今後も検討すべき課題だと感じています。なお、S無振りキョジオーンを抜けるようSに振りましたが、全員に抜かされました。一応ほかの選択肢として、瞑想願い事グレイシア、ビルドレケケンカニも考えています。今回は新解禁かつ強そうということでブリザポスを採用しました。
選出率6位(上位ほどキョジオーンが多く、選出率高)
…意地っ張り多いな
戦い方:先発必勝
基本の考え方
先発の対面で必ず勝つ、ということを何より大事にしていました。たとえ相手の2体目になんなく倒され2体2になったとしても、相手に合わせてこちらがポケモンを選べるという状況が極めて重要です。理由はいくつかあります。
- 対面に強いとはいえ、それぞれ勝てないポケモンがそこそこいる
- 一般的な対面構築と比べて受け出し性能が極めて低い
- 先制技持ちや環境最速が残れば2体目を削れる
先発対面で負けそうな場合は、先制技読みの行動は積極的に行ってください。パオジアンやテツノツツミはHP1でも残す価値がありますし、クレベースであってもクッションとして大きな役割を果たせます。
選出
<基本選出>
先発:パオジアンorクレベースH
後発:セグレイブ、テツノツツミ
タスキ持ちと頑丈持ちを先発とし、裏に物理と特殊を並べます。岩オーガポンがいるときはパオジアン先発、ウーラオスやディンルーが来そうなときはクレベースH先発が吉。
<特例>
ハッサム入り:先発セグレイブ炎テラバ
オオニューラ入り:先発ユキノオー地震礫
キノガッサ入り:裏ユキノオー
キョジオーン入り:裏ブリザポス
立ち回り
先発で1体倒す。
2体目を炎テラスセグレイブで倒す。
3体目をテツノツツミで狩る。 以上
基本的には対2体目でセグレイブとなるケースが多いですが、テツノツツミで勝てるのであればそれでも問題ありません。また、先発対面以外は数的有利にこだわる必要はありません。テツノツツミで削ってセグレイブの礫で倒して最後1対1でも、次に出すポケモンの選択肢が相手にないため問題ありません。
補足としてよくやる動きですが、相手のラス1に対しテツノツツミで身代わりアンコール→炎テラスセグレイブで安全に処理という動きは覚えておいて損はないと思います。
重いポケモン
- 岩オーガポン:後述
- ウーラオス:水ウーラオスは炎テラスセグレイブ最大の敵です。対面するとやりたい放題になるため、テツノツツミ引きを検討してください。
- ディンルー:出てくるかわからないのが一番嫌なところ。クレベースHで対面勝てるもののステロをまかれるのは覚悟する必要がある。
- イダイトウ:耐久無振りでもセグレイブの氷の礫+テツノツツミのフリドラが乱数。できれば裏にはパオジアンを置いておきたい。
- キョジオーン:対策しても、3体の中の1体であることがつらい。
- 初手テラスタル:カイリューやガブリアスに初手テラスタルされるのが最も辛い。ディンルー同様出てくるかわからない上に、先発対面の1対1をとられる可能性が高い。対策できないが、確率自体は高くないため対面してから考える。なお、カイリューのテラスタルは常に頭に置きつつ戦うべし。
オーガポンについて
S10後半に彗星のごとく現れ、最終的に全体の使用率4位まで上がってきた第9世代のザシアン。元のタイプこそ草だが、流行りの仮面は炎と岩。氷統一にもさぞかし多大な影響を与えるであろう。
…と思っていたのですが、そこまで影響はありませんでした。本構築においては妖テラバパオジアンが霊テラス聖剣パオジアンに代わっただけです。
炎オーガポン
草分けや剣舞を積まれたり、けたぐりや岩石封じ持ちだったりすると面倒ですが、基本的には炎テラスセグレイブ、パオジアン、クレベースHが対面有利であり、テツノツツミもテラス後であれば相手ができます。サブウエポンの種類が豊富でテラスによりタイプ相性が大きく変わるため100%勝つことは難しいですが、特別に対策が必要な相手ではありませんでした。
岩オーガポン
炎オーガポンと違い、対処に困りやすいポケモンでした。炎テラスセグレイブはウーラオスかたまに出てくるヘイラッシャくらいしか敵がいなかったのですが、氷と炎の共通弱点を突く岩オーガポンは今後も含めて強大な敵となりました。さらに頑丈持ちのためクレベースでも対面で勝てません。
とはいえ意外と大きな障害にはなりませんでした。先発が厳しかったためパオジアンに聖剣を持たせることにはなりましたが、そもそもテラバーストはあまり使っておらず、影響としては小さかったです。本構築にはオーガポンより早いパオジアンとテツノツツミもおり、セグレイブに対しても後出しは成立しません。手強いが勝てるといった印象で終わりました。
最後に
本構築の構想はレギュD開始当初からしており、最後に実を結んでよかったです。
正直構築のメインどころは一般的な型ではありますが、それだけに3桁までは確実に到達できる自信がありました。
一方で、このままでは3桁到達が限界であることも感じました。3桁チャレンジは何度もあったのですが、そのたびに300~500位台の強者に実力で跳ね返されました。今後も高みを目指して研鑽を積むつもりですが、より高いレベルに行くためにはもう一歩工夫が必要なようです。もしくは運。
SV、剣盾で過去にも最終3桁を達成していますので、よろしければその時の記事もご覧ください。
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Xもやっております。仲間大会やオフラインイベントにも興味がありますので、ぜひご連絡ください。
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