1
臭気濃度とは、試料ガスを無臭の空気で徐々に希釈していった場合に、感知できる最大の希釈倍数をいう。
2
ガスの臭気濃度は、低すぎると漏洩を検知しにくくなることがあるが、高すぎても特に問題は生じない。
3
TBM、DMS、シクロヘキセンのうち、比較的土壌透過性が高いのはTBMである。
4
TBM、DMS、シクロヘキセンは、いずれも構成元素に硫黄を含む。
5
蒸発方式の付臭設備では、沸点が大きく異なる付臭成分を混合した付臭材を使用した場合、各成分の蒸気圧が異なるため均一な付臭が難しくなる。
6
パネル法による臭気濃度の測定では、希釈倍数500倍でにおいあり、1000倍でにおいあり、2000倍でにおいなし、4000倍でにおいあり、8000倍でにおいなしの場合、このパネルの感知希釈倍数は2000倍となる。
7
検知管法は、検知剤が充填された検知管に一定量の試験ガスを通し、検知剤の変色濃度から付臭剤成分濃度を求める。
8
付臭剤は、人間に対し毒性がないこと、土壌透過性が高いこと、生活臭とは明瞭に区別できること等の要件を備えていることが要求される。
9
TBM、DMS、シクロヘキセンのうち、最も閾値が小さいのはDMSである。
10
付臭室の空気を活性炭にて脱臭を行う場合は、活性炭層の破過に留意し、定期的な活性炭の交換を行う必要がある。
11
液体注入式付臭設備のポンプ注入方式は、小容量のダイヤフラムポンプ等により付臭剤を注入する方式なので、比較的小規模の付臭設備に用いられる。
12
蒸発式付臭設備は、設備費が安価で動力を必要としない利点があり、流量の変動が大きい大規模の付臭設備に用いられる。
13
臭気濃度の管理値は、パネル法及び付臭剤濃度測定法ともに1000倍以上である。
14
パネル法には、炎光光度検出器付きガスクロマトグラフ法、テトラヒドロチオフェン測定器法、検知管法がある。
15
付臭設備を密閉した室内に設置する場合は、換気のために室内に吸い込む外気を活性炭等で十分に脱臭する必要がある。
16
臭気濃度とは、試料ガスを無臭の不活性ガスで徐々に希釈していった場合に、感知できる最大の希釈倍数をいう。
17
付臭剤は科学的に不安定で毒性を有するので、付臭設備は密閉した室内に設置し、外部に漏洩しないように管理することが望ましい。
18
蒸発式は、一般に処理能力は小さいが混合付臭剤が使用でき、設備費が安く動力を必要としない利点がある。
19
液付臭方式は、LNGの液中に直接付臭液を注入するもので、比較的小規模の製造所で使用されている。
20
テトラヒドロチオフェンは、有機溶剤系のにおいが特徴で、炎光光度検出器付きガスクロマトグラフ法で濃度の測定ができる。
21
土壌透過性が高いことが付臭剤の要件の1つであり、付臭剤の中では、DMSが比較的土壌透過性が高い。
22
TBMは、メルカプタン化合物の中でも若干反応性が高い。
23
臭気濃度測定のパネル法には、オドロメーター法、注射器法、検知管法がある。
24
付臭は、ガスの漏洩を早期に検知するためのものであり、臭気濃度が高すぎても特に問題は生じない。
25
オドロメーター法の臭気判定者4名の感知希釈倍数が、それぞれ1500倍、1500倍、3000倍、3000倍の場合、臭気濃度は1500倍となる。
最後に
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まめのめです。
ガス主任技術者試験・製造・付臭の過去問を〇✕にしました。
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