おはようございます!
まめのめです。
ガス主任技術者試験製造記述「地震」の解答例です。
是非ご活用ください。
問
ガス製造設備において、下記の2つの地震対策について述べよ。
1.二段階のレベル別地振動想定と設備の重要度分類とを考慮した、耐震設計の基本的考え方
2.地震時の緊急対策と復旧対策について、基本的考え方と対策について述べよ。
解答例
耐震設計
レベル別
・レベル1:供用期間中1・2回発生
→機能に重大な支障なし
・レベル2:発生確率は低いが大規模
→人命に重大な影響なし
設備重要度別
以下のような重要度で設備を分類し、重要度に応じた耐震性を付与
- 災害危険度による重要度
 - 製造・送出上の重要度
 
緊急対策
基本的考え方
二次災害を防止し保安を確保
地震発生→設備等の安全確認→停止判断等対策
対策
1.緊急措置用設備の保有・整備
以下の設備
- 検知警報設備
 - 緊急停止設備
 - 保安防災設備
 - 保安通信設備
 - 保安電力設備
 
2.緊急措置要領の作成と周知
以下を記載
- 緊急措置:停止判断基準、停止・保安措置、二次災害防止措置、点検措置
 - 情報収集:被害情報、連絡要領
 - 応急措置
 - 地震直後の設備点検内容・点検ルート・点検者
 
3.緊急対策体制の整備・周知
以下の事項を整備
- 組織と分担業務
 - 指揮系統
 - 設置基準
 - 設置連絡・周知の方法
 - 設置場所
 
4.地震直後の設備点検
- 現場パトロールによる設備点検
 - 計器室の検知・警報装置等による設備状況の確認
 - 運転継続等判断
 
復旧対策
基本的考え方
緊急措置後、速やかに被災設備の復旧対策策定
対策
1.早期の復旧計画立案・体制確立
以下を考慮
- 設備等の被害状況把握
 - 製造能力(被災後の能力、復旧のための修理内容・所要日数等)
 - 要員・資機材・原料・燃料等の確保
 
2.復旧資機材・飲食料等確保
3.原料・燃料・水等確保
平常時から備蓄と調達ルート確立
4.保安規程・緊急措置要領に基づく教育・訓練
以下の事項について行う
教育
- 緊急対策設備の整備
 - 緊急措置
 - 緊急対策体制・連絡体制
 - 復旧作業に係る技能
 
訓練
- 緊急対策体制の確立
 - 緊急措置
 - 設備の巡視点検
 - 復旧作業
 - 他機関との協力体制
 
最後に
本解答例は必要と思われる事項を最小限にまとめています。ガス主任記述問題は加点方式といわれているため、より詳しくかけるならば書くことをおすすめします。
がんばりましょう!
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ここまで読んでくださりありがとうございました。
ありがとうございました!
  
  
  
  
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